『アナと雪の女王』のあらすじについて、短く簡単にご紹介していきます。
この作品は2013年に公開されたディズニーの名作アニメーション映画で、姉妹の愛と成長を描いた感動的な物語です。
月に20本の映画を観る映画オタクの私が、この素晴らしい作品をまだ観ていない方のために、どんな話なのか簡単に・詳しく・ネタバレなしであらすじを解説していきますよ。
普段それほど映画を観ない方でも、この記事を読めば『アナと雪の女王』がどんな話なのか、そして結末に向かってどんな展開が待っているのかがよく分かるはずです。
感想や評価もお伝えしていくので、映画選びの参考にしてくださいね。
『アナと雪の女王』のあらすじを短く簡単に(どんな話かネタバレなしで)
『アナと雪の女王』のあらすじを詳しく(ネタバレなし)
アレンデール王国の王女エルサは、触れたものを凍らせ雪や氷を作る魔法の力を持って生まれた。8歳のある夜、妹のアナと遊んでいた際に誤って魔法を当ててしまい、アナを意識不明の重体にしてしまう。両親はトロールたちに救いを求め、アナは一命を取り留めるが、エルサの魔法と事故の記憶は消されてしまった。
日増しに強くなっていく魔法の力を恐れたエルサは、城の門を閉ざして部屋に閉じこもり、魔法を抑える手袋をつけて誰とも触れ合わずに生きるようになる。一方アナは、なぜ姉が自分を避けるようになったのか理由も分からぬまま、寂しく成長していく。
10年後、両親は海難事故で亡くなり、姉妹だけが残される。さらに3年後、エルサは女王として即位することになり、13年ぶりに城の門が開かれて戴冠式が行われる。アナは久しぶりの外界との接触に胸を躍らせ、招待客の隣国の王子ハンスと出会って恋に落ち、その日のうちに結婚を約束してしまう。
あまりに性急な決断に反対するエルサとアナは激しく口論になり、手袋を奪われたエルサは思わず人々の前で魔法を暴発させてしまう。自分の正体を知られ怪物呼ばわりされたエルサは王国から逃げ出し、ノースマウンテンに氷の城を建てて独りで生きていく決意を固める。
エルサの暴走した魔法により、夏だった王国は永遠の冬に閉ざされてしまう。アナはハンスに国を任せ、エルサを連れ戻すため一人で旅に出る。道中で出会った山男のクリストフと彼の相棒トナカイのスヴェン、そして魔法で生まれた雪だるまオラフと共にノースマウンテンへ向かう冒険が始まるのだった。
『アナと雪の女王』の感想
この映画を初めて観たとき私は完全にノックアウトされました。
まず映像の美しさが尋常じゃないですよね。
氷や雪の描写があまりにもリアルで幻想的で、エルサが氷の城を作るシーンなんて本当に魔法を見ているような気分になりました。
色彩や光の使い方も絶妙で、特にオーロラのような光が氷に反射する場面は息を呑むほど美しかったです。
そして何と言っても「Let It Go」の歌唱シーン。
これはもう映画史に残る名場面の一つでしょう。
エルサが長年抑え続けてきた力を解き放ち、自分らしく生きる決意を歌い上げる姿に私は涙が止まりませんでした。
イディナ・メンゼルの歌声も最高で、感情の込め方が半端ないんですよ。
キャラクターの描写も素晴らしいですね。
エルサの葛藤や孤独感がとてもリアルに描かれていて、自分の力を恐れて他者を遠ざけてしまう気持ちに多くの人が共感できるはずです。
一方のアナは明るくて前向きで、姉への愛が純粋すぎて胸が熱くなります。
オラフも最初はただのギャグ要員かと思ったんですが、「愛とは相手のことを自分よりも大切に思うこと」というセリフには深く感動しました。
メッセージ性の部分でも本当に考えさせられます。
従来のディズニー映画の「王子様との恋愛」という概念を覆して、姉妹愛や自己受容をテーマにした点が革新的でした。
真実の愛にはいろんな形があるんだということを教えてくれる作品です。
ただし、ストーリー構成には少し不満もあります。
特に中盤のテンポが悪いというか、若干の中だるみを感じる部分がありました。
ハンスの正体が明かされるシーンも、もう少し伏線があれば良かったかなと思います。
あと個人的にはウェーゼルトン公爵の扱いが雑だった気がしますね。
でもそんな細かい不満を吹き飛ばすほど、全体的な完成度が高い作品でした。
音楽、映像、キャラクター、メッセージ、すべてが高次元でバランス良くまとまっています。
大人から子供まで楽しめる、まさにディズニーの真骨頂と言える名作だと思います。
『アナと雪の女王』の評価
評価項目 | 点数 |
---|---|
ストーリー | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
感動度 | ★★★★★★★★☆☆ |
エンタメ性 | ★★★★★★★☆☆☆ |
総合評価 | 78点 |
『アナと雪の女王』の作品情報
項目 | 詳細 |
---|---|
公開年月日 | アメリカ:2013年11月27日 日本:2014年3月14日 |
監督 | クリス・バック、ジェニファー・リー |
脚本 | ジェニファー・リー |
原作 | ハンス・クリスチャン・アンデルセンの 童話『雪の女王』に着想を得たオリジナルストーリー |
キャスト |
|
上映時間 | 102分 |
受賞・ノミネート歴 | アカデミー賞長編アニメーション映画賞受賞(2014年) ゴールデングローブ賞アニメ映画賞受賞(2014年) 英国アカデミー賞アニメ映画賞受賞(2014年) |
製作国 | アメリカ合衆国 |
主題歌 | 「Let It Go」 (作詞・作曲:ロバート・ロペス クリステン・アンダーソン=ロペス) |
ジャンル | アニメーション、ファンタジー、ミュージカル、ファミリー |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
現在の視聴方法 | DVD・Blu-ray、配信サービス |
あの作品が好きなら『アナと雪の女王』も好きかも?似ている映画3選
『アナと雪の女王』と共通するテーマや要素を持った作品をご紹介します。
自己発見や成長、家族の絆を描いた作品がお好きな方には、きっと気に入っていただけるはずです。
『塔の上のラプンツェル』(2010年)- ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード監督
長い髪を持つ少女ラプンツェルが塔に閉じ込められた生活から抜け出し、外の世界へ旅立つディズニーアニメーション。
マンディ・ムーア演じるラプンツェルが自分の本当の正体を知り、自由を手に入れる物語です。
閉じ込められた環境から解放されて自分らしく生きるという点で、エルサの物語と非常に似ています。
また、家族の愛と自己発見のテーマも共通しているんですよね。

『モアナと伝説の海』(2016年)- ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー監督
南の島の少女モアナが海を越えて冒険の旅に出る、アウリィ・クラヴァーリョ主演のディズニーアニメーション。
島を救うために未知の世界に挑戦するモアナの姿は、姉を救うために旅に出るアナと重なります。
強い意志を持った女性が主人公で、自己実現と使命を果たすという点が『アナと雪の女王』と共通していますね。
美しい音楽とメッセージ性の高さも似ています。

『メリダとおそろしの森』(2012年)- マーク・アンドリュース、ブレンダ・チャップマン監督
スコットランドを舞台に、自立心の強い王女メリダが家族との葛藤を乗り越えて成長するピクサー作品。
ケリー・マクドナルド演じるメリダが母親との関係を修復していく物語です。
家族間の誤解や対立から始まって、最終的に愛で結ばれるという構造が『アナと雪の女王』のエルサとアナの関係性とよく似ています。
自己受容と家族愛のテーマが共通する、心温まる作品です。
振り返り
『アナと雪の女王』のあらすじを簡単にから詳しくまで、ネタバレなしでご紹介してきました。
この映画は姉妹の愛と成長を描いた感動的な物語で、美しい映像と音楽、深いメッセージ性で多くの人を魅了し続けています。
どんな話なのかお分かりいただけたでしょうか。
まだ観たことがない方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。
きっと心に残る素晴らしい体験になるはずですよ。
■参照サイト:アナと雪の女王 – Wikipedia
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