『インサイドヘッド1』あらすじを簡単に※ネタバレなし

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月に20本の映画を観る私が『インサイドヘッド1』のあらすじを詳しく解説していきますよ。

この作品はピート・ドクター監督が手がけたディズニー・ピクサーの傑作で、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した名作です。

11歳の少女の感情を擬人化するという斬新なアイデアで、子供から大人まで感動させる物語になっています。

普段それほど映画を観ない方でも簡単に楽しめる内容で、心の成長について深く考えさせられる作品ですね。

ネタバレなしで感想も含めて紹介するので、この映画の魅力を存分に味わってもらえると思いますよ。

『インサイドヘッド1』のあらすじを簡単に(ネタバレなし)

11歳の少女ライリーの頭の中には、5つの感情キャラクターが住んでいた。ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリという感情たちは、毎日ライリーを幸せにするために司令部で奮闘している。しかし、ライリーが家族と共にサンフランシスコへ引っ越すことになり、環境の変化で感情のバランスが崩れてしまう。ヨロコビとカナシミが司令部から離ればなれになり、残された3つの感情だけでライリーをコントロールしなければならなくなった。果たして感情たちは司令部に戻り、ライリーを再び幸せにできるのだろうか。

『インサイドヘッド1』のあらすじを詳しく(ネタバレなし)

アメリカのミネソタ州で生まれたライリー・アンダーセンという女の子の頭の中には、誕生と同時にヨロコビという感情が生まれた。

その後、成長と共にカナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリという5つの感情が住むようになり、彼らは「司令部」という場所でライリーの人生を幸せにするために日々働いている。

ライリーの思い出は感情によって色分けされた「思い出ボール」として保存され、特に重要な5つの「特別な思い出」がライリーの性格を形作る島々を脳内に作り上げていた。

ホッケーの島、おふざけの島、友情の島、正直の島、家族の島という5つの性格の島によって、アイスホッケーと友達と家族が大好きな陽気で正直な少女としてのライリーの人格が形成されている。

しかし、父親の起業のために家族でサンフランシスコへ引っ越すことになり、ライリーの生活は一変してしまう。

新居の環境や新しい学校での出来事に戸惑うライリーを見て、感情たちも混乱状態に陥る。

中でもカナシミは過去のヨロコビの思い出に触れただけで青色に変えてしまうなど、トラブルを起こし続けていた。

学校での自己紹介中にカナシミが思い出ボールに触れたことで、ライリーが突然泣き出してしまい、初めてカナシミ色の「特別な思い出」が作られそうになる。

それを阻止しようとしたヨロコビとカナシミが揉み合ううちに、特別な思い出が散らばり、2人は長期記憶の保管場所へ吸い込まれてしまった。

司令部に残されたイカリ、ムカムカ、ビビリの3人では上手くライリーをコントロールできず、性格の島が次々と崩壊していく。

ヨロコビとカナシミは司令部に戻るため、ライリーの空想の友達ビンボンと共に脳内の迷路を進んでいくことになる。

『インサイドヘッド1』の感想

いやー、この映画は本当にすごいですよ。

月に20本も映画を観る私でも、これほど斬新なアイデアで心を掴まれた作品は久しぶりでした。

感情を擬人化するって発想は聞いたことがあっても、ここまで緻密に脳内世界を構築した作品は他にないでしょうね。

特にヨロコビというキャラクターが素晴らしいんですよ。

最初は明るくて前向きな感情として描かれているんですが、物語が進むにつれて彼女の抱える問題も見えてくる。

ライリーを幸せにしたい一心で、カナシミを排除しようとする姿には考えさせられました。

私たちも普段の生活で、悲しみや怒りといったネガティブな感情を避けようとしがちですが、この映画はそういった感情の大切さを教えてくれるんです。

カナシミのキャラクターも最初は「なんでこんなにネガティブなんだ」と思っていたんですが、物語の後半で彼女の役割が明らかになったときは本当に感動しました。

ビンボンというキャラクターも涙なしには語れませんね。

ライリーの空想の友達として登場するんですが、彼の運命には本当に心を揺さぶられました。

子供時代の純粋な想像力や友情の大切さを思い出させてくれる、とても重要な存在です。

CGのクオリティも文句なしでした。

脳内世界の映像美は圧巻で、特に長期記憶の保管場所や性格の島々の描写は見ているだけでワクワクします。

ピクサーの技術力の高さを改めて実感させられました。

ストーリー面では、引っ越しというありふれた出来事を通して、人間の心の複雑さや成長を描いているのが見事です。

11歳という微妙な年頃の女の子の心境をこれほどリアルに表現した作品は他にないでしょう。

大人が観ても自分の子供時代を思い出して胸が熱くなりますし、子供が観ても自分の感情について考えるきっかけになると思います。

ただし、一部の展開がやや冗長に感じる場面もありました。

特に中盤の長期記憶の保管場所での冒険は、子供には少し退屈かもしれません。

でも、それを差し引いても十分に素晴らしい作品だと断言できます。

この映画の本当にすごいところは、感情というテーマを扱いながら説教臭くならず、純粋にエンターテインメントとして楽しめる点です。

笑いあり、涙ありの完璧なバランスで構成されていて、最後まで飽きることなく観られました。

家族で観るのにも最適ですし、大人同士で深く語り合うのにも向いている稀有な作品です。

『インサイドヘッド1』の評価

項目 評価
ストーリー ★★★★★★★☆☆☆
感動度 ★★★★★★★★☆☆
エンタメ性 ★★★★★★★★☆☆
総合評価 75点

『インサイドヘッド1』の作品情報

項目 詳細
公開年月日 2015年7月18日(日本公開)
監督 ピート・ドクター
上映時間 94分
製作国 アメリカ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
受賞歴 第88回アカデミー賞長編アニメーション賞
ジャンル ファンタジー・ドラマ・アニメーション
視聴方法 DVD・ブルーレイ、各種配信サービス

キャスト(日本語吹替)

  • ヨロコビ:竹内結子
  • カナシミ:大竹しのぶ

原版のキャスト

  • ヨロコビ:エイミー・ポーラー
  • カナシミ:フィリス・スミス
  • ビンボン:リチャード・カインド
  • ビビリ:ビル・ヘイダー
  • イカリ:ルイス・ブラック
  • ムカムカ:ミンディ・カリング

あの映画が好きなら『インサイドヘッド1』も好きかも?似ている映画3選

『インサイドヘッド1』を気に入った方におすすめしたい、テーマやストーリー展開が似ている映画を3つ紹介しますね。

どれも感情や内面の成長、家族の絆を描いた素晴らしい作品ばかりです。

『トイ・ストーリー』(ジョン・ラセター監督)

ピクサーの記念すべき第1作目で、おもちゃたちの冒険を通して友情と成長を描いた名作です。

ウッディとバズという2体のおもちゃが主人公で、持ち主のアンディへの愛情を軸に物語が展開します。

『インサイドヘッド1』と似ている点は、主人公の内面世界や想像の世界を舞台にしている部分と、キャラクター同士の友情や協力関係が物語の核になっている部分ですね。

どちらも子供の成長に寄り添うような温かい視点で描かれています。

『リメンバー・ミー』(リー・アンクリッチ監督)

2017年に公開されたピクサー作品で、メキシコを舞台にした家族の絆を描いた物語です。

主人公のミゲルが死者の世界を旅しながら、家族の歴史と記憶の大切さを学んでいきます。

『インサイドヘッド1』との共通点は、記憶と感情の繋がりを重要なテーマとして扱っている点と、家族愛を中核に据えた感動的なストーリー展開です。

どちらも内面世界への旅を通して自己と向き合い、成長していく構造になっています。

『脳内ポイズンベリー』(佐藤祐市監督)

人間の脳内を舞台にした日本映画で、恋愛における心の葛藤をコメディタッチで描いた作品です。

主人公の女性の脳内にいる感情キャラクターたちが、恋愛模様をめぐって奮闘する姿を描いています。

『インサイドヘッド1』と最も直接的に似ているのがこの作品で、感情の擬人化というアイデアが共通しています。

ただし、こちらは大人の恋愛がテーマなので、より複雑で現実的な心の動きを描いているのが特徴です。

振り返り

『インサイドヘッド1』は感情を擬人化するという革新的なアイデアで、子供から大人まで楽しめる普遍的なテーマを描いた傑作です。

11歳の少女の成長を通して、私たち自身の心の複雑さや感情の大切さを改めて考えさせてくれる素晴らしい映画でした。

ピクサーならではの高品質なアニメーションと感動的なストーリーで、何度観ても新しい発見がある作品だと思います。

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